どーしても、ここより先に行けない!という人生のどん詰まりがある。
私の場合、彼とは会えるけど、彼の娘さんとは会えない、というものだった。
彼から「会ってみる?」と言われた事はあるけど、何だか怖いし、あんまり関わりたくないし、で、断っていた。
出来ることならそこをすっ飛ばして、彼との交際を続けたかったのだ。
けれど娘さんが彼の家に住んでる限り、「そろそろ娘さんが帰ってくるから」「家に娘がいるから」という理由で、私は彼の家にいられない事態が起こる。
当然のように彼の家に泊まることも出来ずにいた。
しかし、とうとうやったのだ。
娘さんがいる状態で、彼の家にお泊まりしたのだ。
彼の娘さんにも会った。初めて見た。
そして翌日は一緒にお昼ご飯を食べたのだ!
私は緊張のあまり無言になってしまったりして、内心ヒヤヒヤだった。
場を和ます言葉も一言も出なかった。
けれど、ミッションは達成したのだ。
一応これで全く知らない人ではなくなったのだ。
どん詰まりだった道に、新たな道路が出来たのだ。
今までとは別の人生が始まったのだ。
新たな人生のステージだ。
何も舗装もされてないガタガタ道だけど、それを通りやすくするか、これで二度と通らないかで、人生はまた変わる。
私は、何でも楽しむ人生にしたい。
今までもその傾向ではいたけど、楽しむ範囲がせまかったように思う。
自分の思い通りになるのなら、楽しめるだろうな、そんな考えだったので、思い通りにならないのなら拒否、拒絶していた。
怖くても、恥ずかしくても、結果が散々でも、それらも含めて楽しむ。
思い通りにいかない事でも、楽しむ。
楽しんでしまう。
そっちに舵を取ることにした。
自分の娘との生活が嫌だったのも、私の思い通りに行かないから、だったのだろう。
苦しかった理由が何となく分かってきた。
私はとても狭い人間だったんだな。