50代の再婚日記ブログ

50歳で再婚しました。楽しいこと、めんどくさいこと、色々です。

忘れない

入籍をした。

 

これで名字が変わった。

 

名前の変更をしなくてはならない。

 

最初夫は「それのどこがそんなに大変なの?」って感じだった。

 

免許証の変更なら警察でやってもらえるよ?

 

それぞれの所へ行って手続きすれば良いんでしょ?

 

簡単だよ?という響き。

 

そーではない。

 

簡単か、難しいかの話ではないのだ。

 

すべての名前を変える面倒臭さを、私はなげいているのだ。

 

婚姻届を提出した時、私だけ「次はあそこに行って下さい」「それが終わったら次はこっちに」と、そこで出来る名前の変更を提案された。

 

どれも微妙に時間がかかる。

 

一緒に待ってくれた夫はやっと、「これ、大変なんだね」と、言った。

 

あとマイナンバーカードの名前の変更があったが、もうお腹ペコペコだったので、それはまた今度にした。

 

夫が名前の変更の面倒臭さを理解してくれたので、もう、いい。

 

手続きはまだまだある。その時に今日の続きをすればいい。

 

 

 

 

入籍のお祝いに、回転寿司に入った。

 

入って分かったのだが、そこはサビれた回転寿司だった。お昼なのに人がまばら、、、。

 

夫は地元の人なんだから一言言ってくれれば良いのに、、でも、知らなかった模様。

 

夫も「あれ?ここは人がいないね」と呟いた。

 

人が多い場所が苦手な夫は、何となく嬉しそう。

 

人が少ない=美味しくない、という可能性もあるので、恐る恐る食べてみたけど、いたって普通の回転寿司の味だった。

 

てっきり夫が会計するのだと思って、ややセーブして食事を終えたのだが、「これって食費に入る?」と夫は言って来た。

 

夫は賭けに出たのだ。

 

私が食費だと言えば、夫は払わなくて済む。

 

と言うか、ピンチだからこそ出た言葉なんじゃないか?

 

お前、、そんなにお金が無いのか?!

 

私は今無職なんだぞ?

 

無職にタカるなんて、、

 

 

まさか、入籍した時の食事を私が払うとは思ってなかったが、、私は払った。

 

 

無職の私におごらせた。

 

私は今日の日を絶対忘れないだろう。

 

 

同じ日、夫宛の荷物が届いた。

 

新車のホイルだそうだ。

 

ホイホイと嬉しそうに玄関に飛び出した夫。

 

そうか、、、車のホイルにはお金は払うが、私との食事は、、、そうか。

 

もう絶対に今日の日を忘れない。