50代の再婚日記ブログ

50歳で再婚しました。楽しいこと、めんどくさいこと、色々です。

夫の判断 2

 

「だからもう姉に会わなくていいよ」

「もう今からね」

「挨拶も行かなくていいよ」

 

と、夫は言った。

 

謝罪しても受け入れてもらえないのならどうしようもない、自分もそんな相手にこちらから行く気にもなれないし今後帰省もしません。

 

と義姉は言ったそうだ。

 

謝罪を受け入れない私のせいで、、そう言ってるみたい。

 

困惑している私を見て、夫は、私の事だけじゃなくて他にも色々あったから、私だけのせいじゃないよと言ってくれたけど、、、

 

どこの家庭にでもある大なり小なりの家族間のゴタゴタ。義姉と義妹は県外に住んでいるので両親の介護は夫がしたそうだ。それだけでもまぁ色々あるのだろう。夫は元妻と折り合いが悪かったので本当に一人で両親の介護をしたそうだ。

 

話し合いの最中、義姉は「私だけが悪者なのね!」とブチ切れ、大泣きし、最後は土下座をして「申し訳ありませんでした」と謝って来たそうな。

 

夫はこれ以上話したくないという表情だったので詳しい事が分からない。義姉が何に対して泣いてどうして土下座したのか、、、でもいくら夫が「他にもあった」と言ってくれても、私のせいで、私が義姉の謝罪を受け入れないせいで、義姉が帰省しなくなるのは事実なワケで、、これに戸惑わない人っているのだろうか?

 

少なくとも、「あー良かった!」とは思わなかった。来ないで欲しいと思っていたけど、それは義姉の勝手な意思でその理由も私であって欲しくないのだ。なのにこれじゃ私が悪者じゃないか、、、

 

でも、、このモヤモヤを受け入れるべきなんだろうな、と思った。

 

どんな事でも、傷付かず、痛い思いをせず、良いとこ取りなんて出来やしないのだ。

 

私は、私のせいで義姉は今後帰省できなくなったという事実を背負わなくてはいけない。大袈裟かも知れないけど、親戚の人達とか夫の娘さん達とか義姉の身内から「あなたのせいで」と言われても、それは甘んじて受け入れなくてはならない。それが道理だ。

 

自由を得るとその責任も負わなきゃならないように、美味しいとこ不味いとこ両方を味わうように世の中は出来ていると思う。

 

私は考えた。想像もしてみた。義姉に謝ってもらったとして、、やはり私の気持ちは変わらない。パワハラ上司が謝ってきたとして、水に流せるのか?ハイ、これでおしまいねと、普通に接することが出来るだろうか?嫌なもんは嫌なんじゃないの??

 

と言うか既に1度謝罪は受けている状態でこんなに嫌なんだから、もうムリでしょ。

 

私は夫に、「分かった」と伝えた。

 

「じゃあこれで姉の話しはおしまいね、もう言うのはナシね」

 

夫に念を押された。私は分かったと答えた。

 

夫は、私が出るのなら姉にはここへはもう来なくていい、って言うよ、と言ってたので、夫が全面的に私の味方なのは分かっていたが、、こうなった今、どんな気持ちでいるのだろうか。

 

 

その夜、夫は珍しくうなされていた。

 

夫を苦しめてしまった、と思った。

 

翌朝、うなされていたよと声をかけると、「え?ほんと?ぐっすり眠ったんだけどな~」と、いつもの調子の夫がいた。