若い頃は、やる事がてんこ盛りな方がいいと思っていた。
バババーッとやる事に快感を覚えてたし、忙しい方が時間が経つのは早いし、全て片付けた後の爽快感はたまらないものがあったから。
多分だけど、沢山の事柄を片付けると自分が有能になった気分になれる。できる奴になったようで、それが良くて「忙しい方がいい」と言っていたかも知れない。
ところが、ここ数年いつでもどんな時でも体はダルく、気分はどんよりして、やる事が多いとそれが負担に感じるようになった。
よっしゃ!来い!とは思わなくなった。
もう今では日常生活が負担だったりする。何かをする前の段階でこうなのだから、常にしんどさを感じる。
今日も、起きて夫のお弁当を作るのか、と思っただけでドッと疲れが来た。
もはや何かをする前にすでに疲れている状態。慢性疲労だ。はぁ。
それでも生きて行かなければならない。人間とは何と過酷なのだろう。
休み前に仕事で気になる事を解決できないまま、薄っすら後悔の気持ちのまま休日を過ごした。
歯医者と美容院のダブル予約のお陰であまり考えずに済んだけど、今日、仕事に行くのが怖い。
今日は遅番。気持ちがいつもより重い。
せっかく眠れる日々を手に入れてたのに、今日は深夜1時半に目が覚めた。そこから眠れないまま朝が来た。
はぁ、だ。
私は何でこんなに気にしいなんだろうか。
もしかしたら鬱病になってるのかなと思ったりした。
きっと、仕事の事は大した事にはなってないと思う。私は後悔と反省で気持ちが重いままだけど、周りは「何をそんなに気にしてるの?」と思ってるくらいだと思う。
なのに、そう思ってみても、気分は晴れない。
更年期なのか鬱なのか知らないが、私の気分は上がらない。
それでも、仕事に行くのだ。
怖いけど、行くのだ。
だって、休んだところで気持ちは晴れない事を知ってるから。
仕事に行ってその場の雰囲気を確かめて、そこでやっと、「あぁ、大丈夫だった」と感じないと、この不安や怖さは取り除けないのだ。
だから、行くのだ。職場に。どんなに怖くても。
きっと今日の仕事終わりはスッキリ気分になっているはずだ。
頑張れ私。きっと大丈夫だから。