辻仁成がミポリンの旦那で作家だという事は知っていた。エコーズのZOOも知っていた。あぁ、あの人が歌ってたのね、確か菅野美穂も歌ってなかったっけ?というくらいの認識。そのうちミポリンとは別れ元旦那になり、作品には触れず時は過ぎ、、、ある日、たまたまインスタで作ってる料理を見てそれがプロみたいな出来映えで、その時読んだ日記風のブログが面白くて、それから辻さんのブログをチェックするようになったのです。
息子君との生活、思ってること、料理、歌、ワンちゃん、色んな事が書いてありましたが、辻さんの絵に関する事は当時はあんまりなくこっそり描いていたようです。絵をかきだしたのはかなり昔のようで、その頃の作品は大切に取ってあるとどこかに書いてありました。
確か去年か一昨年かにパリで初の個展をひらき、その告知チラシになってた絵に私は心奪われたんです。
初めての個展で勝手が分からないし、芸術にうるさいパリ、シビアな場所というので当時の辻さんのハラハラする描写がこちらにも伝わり(さすが作家さんです)ブログを読んではこっちまで緊張したりホッとしたり、自分もそこに居るような感覚でした。
ブログの写真にいくつか絵を載せてくれてまして、どれも惹き付けられるもので、その時から「実物を見てみたい!」と思ってました。
ブログの中には小さなサイズの絵も紹介されており、これを実際見るとどんな感じになるのか知りたいと思ってました。
でもパリだし、、、東京でもやってたそうですが、ド田舎のウチからじゃパリも東京も同じ様な感覚なんですよ、はなっから遠くて無理だと、行けるかどうか考えることすらしませんでした。
それが、ある日のブログで岡山の天満屋でも個展を開催すると載っており、「おおおおお!」と。
行ける、、、岡山なら行けるぞ、と。
夫に「岡山に絵を見に行く」と告げると、「僕も行く!」と即答。夫は辻さんの事は知りませんし絵にも興味の無い人間です。小説も読みませんしブログなんてもってのほか、でも私と一緒に出掛ける事は好きなようでお出掛け自体を楽しんでくれました。
実物の絵を見て興奮してる私の隣で、特に何の感想も無い夫。こーゆー時夫は自分は興味が無いからと私を急かしたりはしません。私が存分に満足するまでじっと静かに待っててくれます。夫のこーゆーところ良いなと思います。
そして小さめの絵。これが想像以上に来るものがありました。サイズが大きければいい、ってもんじゃありませんね、小さくても放つものは同じ様にありました。どれも素晴らしかった。あんなに惹き付けられる絵はあんまり無いかも。こう、心の部分を触られるようなそんな感じになる絵です。
絵は購入も出来ましたが今回は見るのを目的にして来たので、、、あぁ、でもあの絵が私の部屋にあったらと思うと買うのも悪くないなと、、そんな事も思いました。辻さんの絵貯金でもするかな。
絵に興味の無い夫は私の「買おっかな」発言にこの世の終わりのような顔をしました。ははは。お金をどぶに捨てるように感じたのでしょうね。
見たかった絵を見られて嬉しかったです。やっぱ実物は違う。ちょっと恐ろしく感じたり怖く感じた作品もありました。生でピアノの演奏を見ると体がビリビリする事があるのですが、今回の絵も同じ様にビリビリしました。
良い体験でした。