もう1回ヤラしてくれ、と、若い男のように先生に懇願したチェルニー40番33。
ピアノの話です。
何度やってもミスる。何度やっても。
今日もやってみましたが、やっぱりダメ。んもー!
あぁ、、、もっと弾きたい、、ノーミスを成功させたい、けど、もう行かなくては。
どこに?仕事に。あぁ、、、
夢中になってる時はいいけど、たまに、私、なに真剣になってピアノ弾いてんだ?って思う。
私が真剣にピアノを弾いたところで、騒音にしかならないのに。
あの人も、この人も、趣味の物を完成させた時、ちょっとは思うんじゃないかな。
私、何やってんだろう、って。え?思わない?私だけ?
ピアノが弾けたところで、私の腕前では小学生にも劣る。
ピアノが弾けたところで、お金が増えるワケじゃない。
ピアノが弾けたところで、私の価値は上がらない。
むなしい。
意味の無い事をしているようで、むなしくなる。
むなしいけど、それでも私はピアノの練習にはげむ。
誰にも知られず、誰にも聴いてもらえず、知ったところで誰も興味を持ってはくれない。「は?ピアノ?そんな事してどーすんの?」という反応だ。
もしくは、「ゆくゆくは子供達に教えれるかも知れないもんね」→ピアノの先生として収入を得られるもんね、と、勝手に絵空事を語られるか。
いえ、単なる趣味です、私の腕前では人には教えられません、私の方が生徒です、と言うと、とても残念そうな顔になり、「でも、頑張ればなれるかもよ、」と、応援される始末。
ねぇ、ちょっと待って。誰がピアノの先生になりたいなんて言った???そんな事思ったことないし。
じゃあ、何のためにピアノを弾いてるかというと、それは「弾きたいから」
繰り返し練習してたら、そのうち上手い人みたいになるんじゃないかという期待もある。
下手くそを克服したい。
私はやる気に満ちている。
お金を稼ぐ事に繋がらなくても、健康のためとかそーいったのも全く無いけど、やっぱり私はピアノの練習をするのです。
たとえ上手く弾けても何の得もないけど。
好きなモノって、そーゆー事なんでしょうね。
損得じゃない。
恋愛もそうなんでしょうね。